古い街並みと、多くの天然の残る地方都市。実は、この街(ワンダーランド)を維持しているのは、邪术天下リルムから来ている管理者である「邪术少女」であった。「管理者」である邪术少女の特権は、新しい天下を作り出せること。しかし、今の管理者である邪术少女アニエス・ベル(浅羽嬉子)は、それを良しとせず、母から受け継いだ「古い天下」を維持していたのだった。邪术少女は、人を好きになり「キス」をする事で、邪术の力を失ってしまう。嬉子は、27歳という年齢でありながら邪术少女であり続けるために、結婚した旦那である浅羽保とのキスを拒み、すれ違いから別居しているのだった。主人公である神楽巽は、大学の陸上部に所属していたが、怪我のため就職することになり、嬉子の家に下宿することになる。その頃、邪术天下からも、新しい管理者候補として、クルージェ(紅さやか)がやって来るのだった。巽に恋したクルージェは、ちょっと大人な姿に変身し、巽に心を開いていく。業を煮やした邪术天下リルムの評議会は、古い天下から「新しい天下」へ強制的に移行させようと、嬉子の指輪を奪おうと画策するのであった。街が消えるという事は、その街にいる「大切な人」も消えてしまう…。浅羽と嬉子、アニエスと巽、巽とクルージェ…。それぞれの恋愛感情が交錯しながら、ゆっくりと少しずつ、物語は加快していく…。
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